戦前の御朱印帳 ⑦ 奈良編
先々代 宮司の御朱印帳 ⑦
奈良編です。何れも社印のみ。昭和9~15年。
日付の墨書は、祖父が記入したものです。
春日大社 (奈良市)
昭和9年2月
「官幣大社 春日神社」の社印です。
参拝記念印は「官幣春日大社」となっています。
春日大社は境内社も2社
若宮社・大国社とも、現在と同じデザインです。
大国社の「打ち出の小槌」これは少々異なるような…
手向山 八幡宮 (奈良市)
「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」(菅原道真)の和歌で知られます。
現在と同じ社印でしょうか?
橿原神宮 (橿原市)
橿原神宮には14.15.16と三年続けて参拝したようです。
現在と「微妙に」異なる社印。違いがわかりますか?
吉野神宮 ?(吉野町)
御朱印帳で、橿原神宮~大神神社の間のページに捺印されていました。
クエスチョンマーク?なのは
浅学非才なので、印の文字が解らず、「奈良県内で神宮」「桜」から推測し、
多分 吉野神宮だと思ったのですが、確信が持てません。
どなたか解る方 ご教示ください。
*令和2年6月追記
「吉野神宮で間違いない」とご教示いただきました。
有り難うございました。
大神神社 (桜井市)
現在とほぼ同じデザイン
大和神社 (天理市)
昭和15年
デザインは同じですが、線の太さが違うでしょうか
石上神宮 (天理市)
昭和15年
現在とは異なる字体です。
「壺」?の印が可愛らしい。
奈良県内の神社、それぞれ雰囲気のある御朱印でした。